札幌市の中学生がいじめを訴え自殺 謝罪と6000万円の支払いを盛り込んだ和解案が成立見通し 10日の市議会本会議で可決へ
2025年06月06日(金) 15時00分 更新
4年前、北海道札幌市で女子中学生がいじめを受けて自殺し、両親が札幌市に損害賠償を求めていた訴訟について、6日の市議会で和解案が可決されました。
この問題は2021年、札幌市の中学1年の女子生徒が「いじめを受けた」という遺書を残して自殺し、第三者委員会の調査でいじめと自殺の因果関係が認められたものです。
両親は、札幌市に対し、約6500万円の損害賠償を求める訴えを起こしていました。
和解案は、札幌市がいじめの対応が不十分だったと認めて謝罪したうえで、6000万円を支払うというもので、両親は和解に応じる方針でした。
6日の札幌市議会の文教委員会で、和解案は全会一致で可決され、10日の本会議でも可決される見通しです。