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職場の親睦会費111万5000円流用した40代元幹事の職員「消費者金融の借金返済のため」9回にわたり出入金繰り返し…停職6か月 北海道旭川市

2025年05月23日(金) 18時53分 更新

職員の懲戒処分を発表した旭川市(23日)
職員の懲戒処分を発表した旭川市(23日)

北海道旭川市は、子育て支援部の40代の職員が職場の親睦会費を無断で持ち出し一時流用したとして23日、この職員を停職6か月の懲戒処分としました。

処分を受けたのは、子育て支援部の40代の職員です。

この職員は、2023年7月から去年11月までの間、職場の同僚らが積み立てている親睦会の通帳やキャッシュカードを無断で持ち出して9回にわたり、のべ111万5000円を私的に流用しました。

去年12月、親睦会の担当者が慶弔費を支出しようとした際、口座に不自然な出入金があることに気づき、調査した結果、職員の流用が判明しました。

旭川市によりますと、この職員が流用した金額は1回あたり4万~15万円で、口座から引き出した当日もしくは最長11日後に口座に戻していたということです。

職員は以前、親睦会の幹事を務めていて、キャッシュカードの暗証番号などを知っていました。

旭川市の調査に対し、職員は親の生活費の支援や消費者金融の借金返済のためだったなどと流用を認め、「大変申し訳なかった」と反省しているということです。

今回の事態を受けて、親睦会は今年3月に解散したということです。

旭川市は「遺憾で残念なこと、綱紀粛正を徹底していきたい」とコメントしています。

なお旭川市は、市の規約で職員の詳しい所属や性別を明らかにしていません。

北海道ニュース24