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地元での自衛官募集など“帰郷広報”を怠り懲戒処分 空港でチェックインし搭乗したようにみせかけ同僚と旅行へ 31歳の陸士長停職5日 陸自・東千歳駐屯地

2025年05月12日(月) 16時54分 更新

陸上自衛隊は、広報活動の命令を怠ったとして、北海道千歳市にある東千歳駐屯地の31歳の陸士長を停職5日の懲戒処分としました。

停職処分を受けたのは、東千歳駐屯地にある第11普通科連隊に所属する31歳の陸士長です。

東千歳駐屯地によりますと、陸士長は、2022年8月6日、自衛官募集などの広報活動を故郷でする帰郷(きごう)広報の命令を受けましたが、地元には戻らず広報活動を怠りました。

陸上自衛隊東千歳駐屯地(北海道千歳市)
陸士長は、地元に帰る航空機のチェックインを済ませ、搭乗したようにみせかけて、実際には搭乗せずに引き返し、その後、同僚と私的な旅行をしていたということです。

駐屯地内の調査で発覚し聴き取りに対し、陸士長は「深く反省している」と話しているということです。

陸士長は、5月12日付けで停職5日の処分を受けました。

所属する第11普通科連隊の太田光1等陸佐は「今回の事案を深刻に受け止め、今後は隊員指導の徹底を図り、より精強で健全な部隊の育成に邁進する」とコメントしています。

陸上自衛隊東千歳駐屯地(北海道千歳市)
処分は12日付。陸上自衛隊は、陸士長の性別を明らかにしていません。

北海道ニュース24