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【気象情報】関東甲信で15日夜に雷を伴った激しい雨か 24時間60ミリの予想雨量も…気象庁は西日本と東日本に土砂災害などに注意・警戒よびかけ《全国の雨雲シミュレーション》

2025年06月15日(日) 11時52分 更新

気象庁は15日午前5時9分、大雨に関する全般気象情報を発表し、西日本と東日本では15日、土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水への注意・警戒、東日本では土砂災害への警戒を呼びかけています。

【気象概況】
日本海中部には前線を伴った低気圧があって東北東へ進んでいます。この低気圧や前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込むため、激しい雨の降る所があるでしょう。

また、これまでの大雨で地盤の緩んでいる所があるため、少ない雨量でも土砂災害の危険度が高まるおそれがあります。

【防災事項】
西日本と東日本では15日は、土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水に注意・警戒してください。

東日本では局地的に、土砂災害に警戒してください。雨雲が予想以上に発達した場合や、発達した雨雲がかかり続けた場合には、警報級の大雨となる可能性があります。







■関東甲信地方(15日午前6時4分発表)
関東甲信地方では、15日夜遅くにかけて、土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水に注意・警戒してください。また、落雷や竜巻などの激しい突風、降ひょうに注意してください。

【気象概況】
日本海中部には前線を伴った低気圧があって、東北東へ進んでいます。低気圧や前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込むため、関東甲信地方では15日夜遅くにかけて大気の状態が不安定となり、局地的に非常に不安定となるでしょう。

また、これまでに降った雨により地盤の緩んでいる所があり、少ない雨量でも土砂災害の危険度が高まるおそれがあります。

【雨の予想】
関東甲信地方では、15日夜のはじめ頃にかけて、雷を伴った激しい雨の降る所があるでしょう。雨雲が予想以上に発達した場合や、発達した雨雲がかかり続けた場合には、警報級の大雨となる可能性があります。

15日に予想される1時間降水量は多い所で、
・関東地方北部 30ミリ
・関東地方南部 40ミリ
・甲信地方   30ミリ

15日午前6時から16日午前6時までに予想される24時間降水量は多い所で、
・関東地方北部 60ミリ
・関東地方南部 60ミリ
・甲信地方   50ミリ

【防災事項】
関東甲信地方では、15日夜遅くにかけて、土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水に注意・警戒してください。また、落雷、竜巻などの激しい突風に注意してください。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど安全確保に努めてください。降ひょうのおそれもありますので、農作物や農業施設の管理にも注意してください。

■東海地方(15日4時47分発表)
東海地方では、雷を伴った激しい雨が降り大雨となっている所があります。引き続き15日昼前まで、土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水に注意・警戒してください。

【気象概況】
前線を伴った低気圧が日本海中部にあって東北東に進んでいます。低気圧や前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込むため、東海地方では、引き続き大気の状態が不安定となっており、15日朝にかけて、雷を伴った激しい雨の降る所がある見込みです。
雨雲が予想よりも発達した場合や停滞した場合には、警報級の大雨となる可能性があります。

【雨の実況】
降り始め(14日午前7時)から15日午前4時までの降水量(アメダスによる速報値)
・愛知県
 新城市富沢 97.5ミリ
 新城市作手高里木戸口 89.0ミリ
 豊根村茶臼山 78.5ミリ

・岐阜県
 郡上市ひるがの 140.5ミリ
 下呂市宮地 131.5ミリ
 揖斐川 122.5ミリ

・三重県
 桑名 61.0ミリ
 いなべ市北勢 58.5ミリ

・静岡県
 浜松市春野 140.5ミリ
 川根本町 135.5ミリ
 静岡市有東木 122.5ミリ

【防災事項】
土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水に注意・警戒してください。また落雷、突風、降ひょうに注意してください。

■北陸地方(15日午前4時47分発表)
北陸地方では、15日夜のはじめ頃にかけて土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水に注意・警戒してください。

【気象概況】
前線を伴った低気圧が日本海にあって、東北東へ進んでいます。前線や低気圧に向かって暖かく湿った空気が流れ込んでおり、大気の状態が不安定となっているため、雷を伴った激しい雨が降り、大雨となる所があるでしょう。これまでの雨により地盤の緩んでいる所があります。雨雲が停滞したり、予想より発達した場合には大雨警報の範囲が拡大する可能性があります。

【雨の実況】
降り始め(14日午前4時)から15日午前4時までの降水量(アメダスによる速報値)
・新潟県
 佐渡市弾崎 137.5ミリ
 佐渡市両津 108.5ミリ
 阿賀町津川 78.5ミリ

・富山県
 上市町東種 57.0ミリ
 宇奈月 41.0ミリ
 朝日 28.5ミリ

・石川県
 輪島 73.0ミリ
 白山市白峰 64.5ミリ
 輪島市舳倉島 64.0ミリ

・福井県
 大野市九頭竜 72.5ミリ
 勝山 49.0ミリ
 大野 35.0ミリ

【雨の予想】
15日に予想される1時間降水量は多い所で、
新潟県 20ミリ
富山県 20ミリ
石川県 30ミリ
福井県 20ミリ

15日午前6時から16日午前6時までに予想される24時間降水量は多い所で、
新潟県 50ミリ
富山県 50ミリ
石川県 50ミリ
福井県 40ミリ

【防災事項】
北陸地方では、15日夜のはじめ頃にかけて土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水に注意・警戒してください。

■近畿地方(15日午前5時37分発表)
近畿中部では、引き続き15日昼前にかけて土砂災害に十分注意してください。

【気象概況】
近畿地方では、発達した雨雲は東に抜けましたが、これまでの雨により地盤の緩んでいる所があります。

【雨の実況】
降り始め(14日午前5時)から15日午前5時までの降水量(アメダスによる速報値)
・滋賀県
 大津市南小松 65.0ミリ

・和歌山県
 田辺市護摩壇山 144.5ミリ
 田辺市龍神 77.5ミリ
 有田川町清水 74.5ミリ

【防災事項】
近畿中部では、引き続き15日昼前にかけて土砂災害に十分注意してください。雨雲が予想より発達した場合は、土砂災害の危険度が高まり、大雨警報を発表する可能性があります。

■四国地方(15日午前4時35分発表)
四国地方では、大雨のおそれはなくなりました。

【気象概況】
四国地方にかかっていた発達した雨雲は東に抜け、大雨のおそれはなくなりました。

【雨の実況】
降り始め(12日午前6時)から15日午前4時までの降水量(アメダスによる速報値)
・徳島県
 海陽 216.5ミリ
 美波町日和佐 211.0ミリ
 那賀町木頭和無田 121.0ミリ

・愛媛県
 西予市宇和 91.5ミリ
 石鎚山成就社 54.5ミリ

■九州北部地方(14日午後4時20分発表)
九州北部地方では、14日夜遅くまで土砂災害に注意・警戒し、落雷や突風に注意してください。

【気象概況】
九州北部地方では、これまでの大雨で地盤が緩んでいる所があります。14日夜遅くまで土砂災害に注意・警戒し、落雷や突風にも注意してください。

【雨の実況】
12日午前1時から14日午後4時までの降水量(アメダスによる速報値)
・山口県
 下関市竹崎 56.0ミリ

・福岡県
 大牟田 84.0ミリ

・大分県
 日田市椿ヶ鼻 125.0ミリ

・佐賀県
 佐賀市北山 86.0ミリ

・熊本県
 阿蘇市阿蘇乙姫 112.5ミリ

・長崎県
 長崎市南山手町 156.5ミリ

【防災事項】
土砂災害に注意・警戒してください。
落雷や突風に注意してください。

■九州南部・奄美地方(14日午後4時6分発表)
鹿児島県(奄美地方を除く)では、15日明け方にかけて土砂災害に注意してください。また、九州南部では、14日夜遅くにかけて落雷や竜巻などの激しい突風に注意してください。

【気象概況】
日本海西部の梅雨前線上には低気圧があり、この低気圧は15日にかけて日本海を東北東へ進む見込みです。前線や低気圧に向かって暖かく湿った空気が流れ込み、九州南部では14夜遅くにかけて大気の状態が非常に不安定となるでしょう。

【防災事項】
注意事項:土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水、落雷、竜巻などの激しい突風、発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど、安全確保に努めてください。

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