“トランプ関税”で食糧基地 北海道への影響は…政府の動きに北海道知事は「毅然とした対応を」道内産農産物への影響を懸念
2025年04月24日(木) 18時44分 更新
いわゆる「トランプ関税」を巡るアメリカ側との交渉でいま、北海道内にとって最も懸念される要素のひとつが農産物などの輸入拡大です。
24日、札幌市で開かれた「北海道米国関税対策連絡会議」です。
国や道のほか、関係団体がトランプ関税による影響や懸念を報告しました。
北海道経産局 一宮章郎 課長補佐
「不透明さに対する不安が一番大きいのではないか。先が見通せないので、わからないという声が大きい」
日米の関税交渉が進む中、トランプ政権は日本側にコメなどの輸入を拡大するよう要求しています。
こうした動きについて、北海道の鈴木直道知事が記者会見でコメントしました。
鈴木直道 知事
「政府にはコメをはじめ、農林水産物に対する万全な国境措置の確保など、米国との交渉においては毅然とした対応をしていただきたい」
食糧基地の北海道にとって、大きな懸念となる農産物の輸入拡大。
関税交渉の行方に注目が集まります。