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「与えられるパフォーマンスを」スキージャンプ高梨沙羅 4度目の大舞台で果たす”恩返し” 初めて表彰台を逃したシーズン…“テレマーク”が課題も「自分にとって大きな収穫」

2025年04月18日(金) 19時25分 更新

北海道上川町出身・高梨沙羅選手(28)
北海道上川町出身・高梨沙羅選手(28)

2024-2025シーズンの最高成績が4位と、初めてワールドカップの表彰台を逃した北海道上川町出身・高梨沙羅選手(28)にHBCがインタビュー。

歴代最多の勝利数を誇る日本のエースは、厳しいシーズンを戦い抜きました。

高梨沙羅選手
「今シーズンは、なかなか不甲斐ない結果で終わってしまって、一番の課題がやはりテレマークではあった」

北海道上川町出身・高梨沙羅選手(28)
飛型点の重要な要素となる着地時の「テレマーク姿勢」。

今シーズンからは、その得点比率が上げられていて、今では「テレマーク」を入れることこそが、世界と渡り合うための必須条件となっています。

北海道上川町出身・高梨沙羅選手(28)
高梨沙羅選手
「小さい頃からテレマークの入れ方であったりとか、重要性を教えてもらってこなかったので、本当に小さい時からやってきたらよかったなと、未だに後悔してます」

テレマークに苦しみ、初めてワールドカップの表彰台に届かなかった今シーズン。

その一方で、その試行錯誤が実を結び始めていると話します。

北海道上川町出身・高梨沙羅選手(28)
高梨沙羅選手
「今シーズンの初めは15点台から始まったところから、17点まで持っていけたことは自分にとって大きな収穫。やり続けてきたことがようやく形になったというところで、モチベーションには繋がりました」

来年2月に控える冬季オリンピック。

前回の北京大会では涙の失格もありました。

引退も考えたという高梨選手でしたが、選んだのは現役続行の道でした。

高梨沙羅選手
「ジャンプを続けている理由としては、やっぱり初めてビッグジャンプをした時に喜んで見てもらえてたっていう感覚があって、その喜び合える時間というのが、私にとっては一番の幸せな時間ではあって、こういうジャンプがもっとしたいっていう気持ちにもなれたので、何かその感覚が忘れられなくてずっとスキージャンプを続けています」

「支えであったり、応援というものを返せる場所がオリンピックでもあるのかなと思うので、そこで喜んでもらえるようなパフォーマンスができるように目指してやっていきたいなと思います」

4度目の大舞台で、高梨選手が目指すもの。

それは応援してくれている人たちへの「恩返し」です。

北海道上川町出身・高梨沙羅選手(28)
高梨沙羅選手
「与えられるパフォーマンスを目指して頑張ります。どこまでいっても、やっぱり競技している中で与えていただいてるなっていう感覚があって、応援はもちろん、支えて頂いている感覚があるので、今度は自分が与えられるパフォーマンスができるように頑張ります」

「表彰台に乗ることで、たくさんの方々に見ていただけるかなと思うので、そこを目指したいです」

北海道ニュース24