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国内9例目の“ダニ媒介脳炎”70代女性が庭作業中に背中を刺されたか 病院受診も症状治まらず…道立衛生研究所が検査して発覚

2025年07月03日(木) 12時48分 更新

マダニ(提供・道立衛生研究所)
マダニ(提供・道立衛生研究所)

道央圏に住む70代の女性がマダニに刺され、ダニ媒介脳炎を発症しました。

ダニ媒介脳炎の確認は国内で9例目で、すべて北海道で発生しています。

道央圏に住む70代の女性は、6月上旬、自宅の庭で作業をしていたところ、背中をマダニに刺されていることに気が付きました。

マダニ(提供・道立衛生研究所)
女性は数日後に頭痛や発熱などを発症し、刺されてから10日後に病院を受診しましたが、症状が治まらなかったことから、道立衛生研究所が検査するとダニ媒介脳炎であることが判明しました。

道によりますと、女性は現在、回復傾向にあるということです。

マダニ(提供・道立衛生研究所)
ダニ媒介脳炎はウイルスを持ったマダニに刺されることで発症するため、道は、野外で活動する際には肌の露出を少なくしたり、虫よけを使用するように呼びかけています。

刺された場合は、無理に自分で引っ張らずに、皮膚科などで頭部が残らないように除去してもらうことが重要だということです。

ダニ媒介脳炎の国内での発症例は、これで9例目となり、すべて北海道で確認されています。

北海道ニュース24