水道代や電気代を節約しながらキレイに洗濯するコツ…①靴下肌着は裏返し②まとめ洗いは7割程度③すすぎは1回で済む洗剤、残り湯で洗うのは?
2025年05月23日(金) 21時18分 更新
これから汗ばむ季節、洗濯ものが増えていきますが、物価高の中、キニナルのが洗濯にかかる水道代や電気代です。街の人の節約術を聞いてみました。
◆節約、私はこうしています…
・40代男性
「洗剤の量をちょっと少なめにして、水の量を少なく(洗濯機を)設定している」
・70代女性
「とりあえず、洗えるものは全部自分で洗洗う」
・20代女性
「ためてから(洗濯機を)回す方が節約になるのかなぁと思って」
・20代女性
「洗濯の回数をなるべくまとめて回すようにして、水を使う回数を減らす」
◆時短!節約になる!洗濯術のポイントを『ライオン』お洗濯マイスター大貫和泉さんが解説
・金城茉里奈アナウンサー
まとめ洗いは節約になりますか?
・洗濯マイスター大貫和泉さん
なります。ただし気をつける点があります。皮脂汚れは時間がたつと落ちにくくなり、嫌な臭いを発生させることがあります。
・金城アナ
では、まとめ洗いをしてもしっかり汚れを落とすにはどうすればいいですか?
・洗濯マイスター大貫和泉さん
まとめ洗いのポイントは3つあります。
①ニオイの気になる靴下や肌着は「裏返し」で洗ってください。
においの原因となる、汗・皮脂汚れは「内側」に付くため、裏返して洗うことで、臭いや汚れがすっきり落ちます!脱ぐときに、裏返して洗濯かごに入れておけば時短にもなります。ただし黒ずみの気になる靴下は、表のママ洗濯してください。
②洗濯ものは洗濯機の容量の7割程度にすることがポイントです。
水道代を節約しようとして、洗濯ものをぎゅうぎゅうに詰め込んでしまいますと、水の中での洗濯物の動きが悪くなり洗浄力が低下してしまいます。
目安としては、洗濯槽の銀色の部分が5センチ程度見えるところまでにしてください。
洗濯槽が白いものもありますが淵の下から5センチのところまでにしてください。
③すすぎが1回ですむ洗剤を選び、すすぎ1回で洗濯するのが節約のポイントになります。
1年間すすぎ2回から1回に変えるだけで、お風呂のお水およそ56回分の節水になります。すすぎ1回での洗濯は、節水だけでなく、節電になるんです。さらに時短にもなりますし、衣類の長持ちにもつながるんです。
すすぎ1回の洗濯は、すすぎ2回の時と比べて水流の影響を受けにくくなり、衣類同士の摩擦によるダメージも少なくなるため、衣類が長持ちします。
◆時短!節約になる洗濯術3つのポイントおさらい
①靴下・肌着は裏返して洗う※ただし靴下に黒ずみなどの汚れがある場合は表にしたまま洗う
②洗濯ものの量は洗濯機容量の7割程度にする
③すすぎ1回でOKの洗剤を使う節水・節電・時短・衣類が長持ちする
◆まとめ洗いをする時の注意点
着用した衣類には多くの菌が付着していて湿ったままにすると、菌が増殖するため、洗濯ものは、通気性の良い洗濯かごに入れておきましょう。
バスタオルなどは洗濯するまで、干して乾かしておくのがポイントです。
靴下と肌着を裏返して洗ったら、もとに戻すことを忘れないようにしましょう
◆風呂の残り湯で汚れは落ちる?
・洗濯マイスター大貫和泉さん
風呂の残り湯を使うのは問題ないです。ただし、洗いはふろの残り湯で、すすぎの時は、きれいな水道水を使ってください。
残り湯を「すすぎ」の工程で使うと、残り湯の中の菌や汚れが洗濯物に残ってしまうことがあるので、残り湯を使うのは、最初の「洗い」の工程だけにして、「すすぎ」には水道水を使うことをおすすめします。
◆ワイシャツをクリーニングに出さずに家で上手に洗うには?
・洗濯マイスター大貫和泉さん
洗濯ネットを上手に使うことをおすすめします。洗濯による衣類のダメージを抑え、型崩れを防ぐことができます。
襟や袖口の汚れが気になる部分は、あらかじめ液体洗剤を直接塗っておくことで洗浄力が高まります。
使用した分の洗剤は、洗濯機に入れる量からさし引いてOKです。
ワイシャツを洗うなら30cm四方くらいの洗濯ネットにたたんで、1枚ずつ入れるのがおすすめです。
洗濯ネットが大きすぎると、洗濯中に洗濯ネットの中で1つに固まって洗浄力が落ちるだけでなく、シワも付きやすくなります。
畳んでネットにいれることで「洗濯ジワ」の予防にもなりますし、アイロンがけが簡単になり時短になります。