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HBCもんすけ調査隊

札幌の琴似駅前の通りで”青果店”がなぜ増えている? 2021年4月7日放送

【金城アナウンサー】
視聴者からの疑問や悩み、暮らしの中のハテナを調査する「HBCもんすけ調査隊」です。
きょうのテーマは
「札幌の琴似駅前の通りで”青果店”がなぜ増えている?」
舞台は札幌・西区の琴似・二十四軒地区です。
JRと地下鉄の駅や区役所があり地区の人口はおよそ3万4000人です。
なぜ青果店の人気が高まっているのか調査しました。

【投稿メッセージ】
「最近、八百屋さんが増えていませんか?琴似の駅前通りに数軒あります。
なぜ、いま八百屋さんなんでしょうか?」

【調査員】
「投稿をもとに札幌市西区にやってきました。
この通りに面した青果店、いったい何軒あるんでしょうか、数えてみます。
あ、これ青果店ですね。1軒目です」

琴似栄町通を北上していくと、2軒目、3軒目、4軒目…。
JR琴似駅と地下鉄駅を結ぶ通りに青果店が4軒もありました。

しかし、電話帳で調べてみると、
札幌市内で2000年に営業していた青果店は、312店。
その後の10年で183店まで減り、現在は126店しかありません。

昔ながらの青果店が年々減っている中、
札幌の琴似地区は確かに「青果店の激戦区」となっていました。
そこに先週、隣の二十四軒地区にも…

【調査員】
「新たな店がオープンします。それがこちら!」

野菜と果物の専門店「やお八(やおはち)」。
このやお八を経営しているのは、なんと山梨県の会社でした。

【やお八・上原孝仁社長】
「知り合いが「北海道がアツい」と」

北海道で“青果店がアツい”!?
一体、どういうこと?

【やお八・上原孝仁社長】
「よろしくお願いします。(おねがいします)では、オープンしましょう!」

青果店激戦区・札幌の琴似・二十四軒地区に
先月28日にオープンした青果店「やお八(やおはち)」。

実はこの会社、先週、札幌市内に青果店を5店もオープンさせていました。
山梨県の会社が、なぜ札幌に青果店を開いたのでしょうか?

【やお八・上原孝仁社長】
「自社で北海道に野菜を上げる、帰りに(荷物を)積んで帰るという流通がある」

店頭に並ぶのは、やお八が本州から独自に運んできた野菜。
これまで北海道に仕入れに来ていた空のトラックに、葉物野菜などを積んで札幌へ運び、
札幌からはジャガイモやタマネギなどを積んで本州に運びます。
つまり、空のトラックを有効利用しているため、
価格を抑えることができるそうです。

【やお八・上原孝仁社長】
「地域の人のための八百屋さんにしていきたい」

青果店人気の火付け役とも言えるのが
札幌市内に4店舗ある青果店「八百丸(やおまる)」です。
この店も去年6月にオープンし、一日に1000人以上が訪れます。
さらに今年6月には5店目をオープン予定!

【客インタ】
「「全部レジ打った?」とは言った。安かったから、なんか打ち忘れがあったんじゃないかと思って」

玉ねぎは大きなネットに入って108円、
にらは一袋31円。
こんなに安くて、赤字にならないの?

【八百丸琴似店・音澤柊也店長】
「市場にものが行く前に、直接、産地から仕入れたほうが安く仕入れられる」

「八百丸」を経営する会社は、創業96年という老舗の卸売業者。
農家から仕入れた野菜と果物を直接、販売し、安さを実現できるんだそうです。
青果店激戦区の琴似・二十四軒地区はJRや地下鉄の駅、
西区役所などがあり、人通りの多い地域です。
利便性のよい立地が、駐車場のない青果店進出を後押ししているようです。

【客インタ】
「やっぱり新鮮で安くて、っていうのがいちばんの魅力じゃないか」
「(野菜好きなの?)クセのあるものが好きです!アボカドはわさび醤油につけて食べたい」

独自の工夫で魅力を高めている青果店、
再びその存在感をアップさせていました。

【金城アナウンサー】
「琴似二十四軒まちづくりセンター」の小澤所長によりますと、
琴似の商店街は独自に歩道にロードヒーティングを設置するなど
歩いて買い物にいけるマチだということです。
そのため路面店も多く、運動のため歩いて買い物をする高齢者も多いとのこと。
こうしたことが青果店の相次ぐ進出の背景にある。

札幌全体で見ると、青果店は減少傾向なのですが、
流通を工夫したり、農家から直接仕入れたりするなど
独自の営業努力を重ねている青果店が相次いで開店し、
琴似・二十四軒地区は「青果店の激戦区」になっていることがわかりました。