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HBCもんすけ調査隊

がんの闘病生活に新型コロナの影 2021年2月19日放送

【がん治療を続ける男性とその妻】
「(ドライブは好き?)道の駅全部制覇している」

札幌に住む50代の男性。
おととし春、肺がんのステージ4と診断されました。

コロナ禍で抗がん剤治療を続ける、その思いを「もんすけ調査隊」に投稿してくれました。

『癌で死んでもコロナでは死にたくない』

【がん治療を続ける男性】
「不安っていうより悔しい。いろんな意味で」
 (がんが)見つかる2年くらい前から、肩甲骨から背中に何とも言えない痛み。
 『とりあえず細胞を取って調べる』と言われ、調べたら。
 まぁ最初は『やっぱりか』」

【男性の妻】
「すっごい軽い気持ちで先生のところ行ったら『手の付けようがありません』と言われ、
 え?って」

手術は難しく、抗がん剤治療を2年近く続けています。

がんが分かってから、男性は「楽しむこと」をもっと大切にしようと決めました。
夫婦で、また友人とプロ野球、高校野球、サッカーなど
趣味のスポーツ観戦に出かけていました。

しかし、その日々を変えたのが新型コロナウイルスでした。

【男性の妻】
「(外出は)買い物と夫の通院くらい」

【がん治療を続ける男性】
「新型コロナが無ければ普通にみんなで会って飲んだり、
 旅行行ったりっていうのができるかもしれないけども。
 もともと自分はもう少ない時間をどう使うか。
 不安というよりも『悔しい』っていう言葉の方が大きいかな。」

先月、男性は1週間の入院を余儀なくされました。
その間、院内の感染を防ぐため、妻の面会は許されませんでした。
男性の主治医は…。

【男性の主治医】
「(治療方針など)本当はご家族としっかり相談してもらうのが大事だが、
 (入院中に)そういう時間がとれないのは大きく影響を受けているのではないか」

また、種類にもよりますが、抗がん剤治療を受けると、一時的に免疫力が下がるため、
新型コロナを含む感染症にかかると重症化しやすいと主治医は説明します。

【男性の妻】
「TVとか見てても、他人事?自分は罹らないとか、
 マスクしてないけど、喋らないから大丈夫とか言ってる人見ると、うーんって。
 もしかしたら基礎疾患抱えてる人と同じバスに乗ったり、
 同じ場所に居たりする人もいるだろうに、ちょっと自分事に置き換えてくれれば」

【がん治療を続ける男性】
「人の雰囲気や流れで『あの人は行ってるから大丈夫』『この人も行ってるから大丈夫』と
 軽い気持ちで遊びに行ったり、飲みに行ったり。
 雰囲気で動いてるみたいな感じが嫌だ」

男性は、感染拡大による医療体制のひっ迫に危機感を持っています。

【がん治療を続ける男性】
「治療がストップしてしまえば、極端な話死んでしまう人たちだよね。
 通常の治療が受けられなくて。特に抗がん剤とか透析とか。
 身近にそういう人たちが普通に暮らしてるっていうのを、
 もう少しそういうのも周りの人が分かってくれれば」