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HBCもんすけ調査隊

大学生は、なぜ大学に行けない? 2020年10月15日放送

北海道大学の4年生。佐野昌幸さん。
自宅で1人で受ける「遠隔授業」が、5月から続いています。

(佐野さん)
「ものによっては倍速で再生もできるので、一回聞いてから復習がてら聞くこともできる」

好きな時間、好きな場所で授業をうけられますが、
自由すぎるがゆえの悩みも…

(佐野さん)
「正直なところ、疲れてしまって、あ、きょうも聞いていなかったとなって、ちょっとやらかしたなと…」

佐野さんが通う北大では、今週から一部の対面授業を再開したものの、まだ大部分が遠隔授業です。
この遠隔授業に関して、もんすけ調査隊に、大学生の母親から、こんな声が寄せられました。

(Y・Yさんの投稿)
「なぜ小中高は学校に行けて、大学生は行けないんでしょうか?大人は、どうみん割やGoToで旅行にも行けるのに」

この疑問を、直接大学に投げかけました。その答えは…

(小樽商科大学 鈴木将史副学長)
「本当に2つの意見が割れてしまっている」

小学生でも学校に通っているのに、どうして大学生は遠隔授業が続いているのか?
視聴者の疑問の答えを求めて、小樽商科大学に向かいました。

(鈴木副学長)
「安全面でも、大学は広域から通っていること、数百人がキャンパスに集まるため、小中高よりも感染リスクは高まる。大学も対面に戻すことを常に考えている。しかし、学生の安全を考えると遠隔を続けざるを得ない」

小樽商科大学が、学生に行ったアンケートです。
遠隔授業は効果的かという質問に対し、効果的だと思う学生と、そう思わない学生の割合がほぼ同じで、意見が分かれました。

この遠隔授業、もしかして、先生が楽をできるのでは?

(鈴木副学長)
「対面授業とは労力が比較にならない。遠隔授業のコンテンツを作るのも5.6倍、10倍くらいの苦労がある…」

遠隔授業では、音声データの作成に、課題の作成と採点…。
90分の授業の準備に、半日かかるといいます。

(鈴木副学長)
「学生も大変だし、先生も大変、というのがオンライン授業の実態です…」

そして学生には、学業以外の悩みも…。
北海道大学陸上部の3年生、高橋祐輔さん。
7月には全国出場をかけた、大事な大会がありましたが、大学から参加を認められませんでした。
秋からは大会に出られるようになりましたが、今でも、ランニングでは10メートルの間隔をあけるなど、練習に制限があります。

元通りの学生生活はいつ戻ってくるのか、学生たちの戸惑いと大学の葛藤が続いています。