2006年ジュニアオーケストラサマーコンサート2006年7月23日札幌コンサートホールKitara開催

〜演奏曲目〜
G.ロッシーニ 歌劇「ウィリアムテル」序曲
G.ビゼー 「カルメン」組曲
G.ホルスト 「ジュピター」組曲「惑星」op.32より
A.ドヴォルザーク 交響曲 第9番ホ短調op95「新世界より」

アンコール曲
A.ドヴォルザーク 「スラブ舞曲」第10番
E.エルガー 「威風堂々」

「節目の年に難曲に挑んだジュニアオーケストラ」「屋外までならんだ入場者の列。1700人を超える観客がつめかけた会場」



最高の達成感
 開場を待つお客様の列が、屋外迄伸びています。例年にないことです。前売り数と来場者数の差を確認しながら、当日券も販売。両サイドも天井も桟敷も埋まって、念願の1,700人超え。団員の父母達が拡販に努力してくれました。
Kitara開館10周年、阿部博光常任指揮者も10年目、ジュニオケも10回目のKitaraでのサマーコンサートです。この間の成長に思いをはせながら、10年前に演奏した「新世界より」がメインに。ヴェートーヴェン「運命」、シューベルト「未完成」と共に三大交響曲と呼ばれる名曲ですが、演奏するには難曲でもあります。
  長く続いた練習の日々、公演が近付くに連れ団員達の表情は固く、挑戦への決意がみなぎって迎えたこの日です。
  開演から2時間。譜面が涙でかすみそうになりながら、アンコール曲の演奏。満員のお客様からの拍手をもらいステージを降りてくる団員達の表情は興奮し上気し、困難な目標を仲間達と克服した達成感いっぱいで充実そのもの。時間と共に、今迄見せなかった最高の笑顔に変わって行きました。
この経験を今後春秋に富む人生の中でも何度か思い出して、困難を乗り換える力にしてほしいものです。42年目、青少年への音楽による情操教育を支持する大勢の人が居ます。こんな企業メセナ他にはありません。
(HBCジュニアオーケストラ事務局)

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