-第705回番組審議会-
開催日時
2025年3月25日(火)15:30~16:40
開催場所
北海道放送 役員会議室
出席の状況
委員総数 8名/出席委員の数 8名
出席委員の氏名 | 委員長:菅原 亜都子 副委員長:大﨑 雄樹 委員:佐々木 啓(文書出席) 委員:河治 和香 委員:世永 茂 委員:三上 直子 委員:佐々木 学 委員:村山 和佳子 |
会社側の出席 | 勝田 直樹 代表取締役社長 土門 哲也 常務取締役 清水 收 取締役 滝沢 淳一 メディア戦略局長 藤枝 孝文 コンテンツ制作センター局長 田村 隆行 オーディオビジネス局長 牧野 秀章 コンプライアンス室長 杉田 和俊 コンテンツ制作センター情報制作部長 大場 文香 番組ディレクター 吉田 智彦 メディア戦略局編成部長 磯田 雄大 コンテンツ制作センター報道部長 加藤 雅章 コンテンツ制作センターアナウンス部長 原島 崇 オーディオビジネス局編成制作部長 吉田 隆志 番組審議会事務局長 |
審議会の様子

議題
・テレビ番組「東北&北海道から世界へ!アメイジングご当地映像GP」(2024年12月30日放送)
議事の概要
月次報告
編成部(テレビ番組関連)
視聴率、3月の主な単発番組、オリジナルドラマ制作について
報道部(報道番組関連)
新番組「北海道fact」、TBSドキュメンタリー映画祭出品など
編成制作部(ラジオ番組関連)
NHK「ラジオ100年特番」参加報告、春の改編について
議題番組に関する委員の主な発言
- 知らないことが多く、それぞれの地域の人が地元を見直すきっかけにもなる番組だったのではないか。今のジェンダー感からはかなり昔の習慣と思う部分もあったが、映像として地域文化を残すというのは学問的にも貴重だと思う。
- 東北局との共同制作は素晴らしい試みだと思う。ただ、笑いやふざけたり、からかったりのトーク番組と、地方、伝統、高齢の方や女性は、相性がよくないと感じた。マイノリティー性のある対象を取材する時には配慮が必要。
- 北海道に住んでいて東北も何度も訪れたことがあるが、初めて知る内容が多くてよかった。一方で、東北まで範囲を広げた割には、全体的にインパクトに乏しく、番組を見終わった後に余韻に浸るということには至らなかった。
- 地元の人しか知り得ないような情報を紹介することは、観光や地域振興にもつながると思う。ただ、企画内容が視聴者からすると既視感があって、少し物足りない印象。出演者が実際に体験するなど、もっと深掘りして欲しかった。
- どの祭りやグルメも初めて知ったので非常に面白かったが、紹介されているネタの数が多過ぎて、ひとつひとつの情報が薄くなった印象。せっかく外国人の方にコメントを求めるなら、もう少し深い各国の情報も知りたかった。
- 地域の習慣や名物を雑談で楽しむ感覚の番組だった。北海道のことでも知らないことが多く面白かった。一方で、外国の方に評価してもらう必要性が感じられず、男性のみが参加する祭りを伝統文化として紹介するのは時代遅れに思えた。
- 素朴に笑いながら見られる番組だったが、祭りはどうしても男性が主役、女性は裏方というものが多い。番組としては同じような構図が多くなってしまって、見ていて単調に感じた。
- 各地の伝統について本来の宗教性を曖昧にすることは、グローバル化した今日においては懸念を抱いてしまう。「アメイジンググレイス」のBGM使用は、曲の意味を知っている者にとっては、不快、あるいは場違いな印象となるだろう。
バックナンバー
- 第704回議題:テレビ番組「楕円球(ラグビー)がつなぐキセキ~羽幌・芦別・富良野から描いた花園の夢~」
- 第703回議題:2024年 HBCテレビ・ラジオ放送全般について
- 第702回議題:テレビ番組「帆をあげろ!~高田屋嘉兵衛 北前船で函館にやって来た男~」
- 第701回議題:テレビ番組「おさんぽ北海道~この旅はお世話になります~」
- 第700回議題:テレビ番組「スマホがない時、どうしていたの?」
- 第699回議題:ラジオ番組「託せぬ命~北海道の赤ちゃんポスト開設から2年~」
- 第698回議題:テレビ番組「アイヌとヘイト~文化振興の陰で~」
- 第697回議題:テレビ番組「あぐり王国JAPAN」
- 第696回議題:テレビ番組「全国ボロいい宿~なぜ人気?バナナマンが大調査~」
- 第695回議題:テレビ番組「杉谷拳士の前進!ダケカンバ~未来を変える?道産バット開発~」
- 第694回議題:テレビ番組「101歳のことば~生活図画事件 最後の生き証人~」
- 第693回議題:「北海道放送放送基準一部変更について」「2023年 HBCテレビ・ラジオの放送全般について」
- 第692回議題:ラジオ番組「防災の日特番 ラジオでつなぐ!言葉のバトン」