やさしく伝える 防災コラム

防災全般

“まさかは必ずやってくる” 進めよう一人一人の防災対策

北海道総務部危機対策局危機対策課

北海道では、道政の主要課題や新しい動き、生活情報等をお伝えするために広報紙「ほっかいどう」を発行しています。広報紙は新聞折り込みやポスティング、公共機関・金融機関への設置等により皆様のもとへお届けしています。

広報紙「ほっかいどう」2019年11月号の特集は「進めよう一人一人の防災対策」です。

広報紙「ほっかいどう」2019年11月号の表面(画像)
広報紙「ほっかいどう」2019年11月号

“まさかは必ずやってくる”

これは、日頃から「まさか」と思うような災害への備えを進めるため、道が呼びかけている言葉です。
直近では、東日本の広い範囲で台風第19号の記録的な大雨による甚大な被害がありました。
道内でも、記憶に新しいところでは、2018年北海道胆振東部地震や2016年8月から9月にかけての大雨災害等が発生し、数多くの「まさか」という言葉を耳にしました。

「まさかあの川が氾濫するとは…」、「まさか裏の山が崩れるとは…」、「まさか自分が被災者になるとは…」

その「まさか」が訪れるのは、今日かもしれませんし、数十年後なのかも知れません。
ぜひ「まさかは必ずやってくる」と考え、日頃からの備えを進めましょう。

特集内容について、まず本紙の表紙では、災害に備えて家庭で備蓄していただきたいものを、2種類に分け、チェックリスト形式で紹介しています。

1つ目は「非常持出品」で、避難のときに持って逃げるものです。
2つ目は「非常備蓄品」で、災害後の生活を支えるものです。

災害発生時、十分な公的支援がすぐに受けられるとは限りません。地震等により電気・水道・ガス等が使用できなくなり、また飲食料をはじめとする生活必需品が確保できなくなる状況を想定し、備蓄を進めましょう。
ただし、いきなり全てのものを用意するのは難しいと感じる方もいるかもしれません。
まずは日頃から使用している(食べている)ものを少し多めに購入して備える、ということから始めてみてはいかがでしょうか。

また、本紙の中面では、御自身が被災された経験をもとに、道内で災害の教訓や「命を守る大切さ」を語り伝える活動をしている方々を紹介しています。

広報紙「ほっかいどう」2019年11月号の中面(画像)

過去にも道内の各地で「まさか」と思われるような災害が発生していることを今一度振り返るとともに、ぜひ、それぞれのお話しを災害への備えの参考にしてください。

最後に、本紙の裏面には抽選で道産品が当たるプレゼントコーナーもあります。応募の際は本紙への意見・感想のほか、防災情報の入手方法に関するアンケートへの回答のご協力をお願いします。(応募期限:2019年11月19日(火))

今回御紹介したほかにも防災対策に関する情報、また防災以外の生活・イベント情報等も掲載していますので、広報紙「ほっかいどう」2019年11月号をぜひご覧ください。

残念ながら、現代の科学では自然災害の発生を防ぐことはできません。しかし、人間の力で災害の被害を減らすことはできるはずです。
本紙の特集記事が皆様の災害への備えに役立ちましたら幸いです。

◎広報紙「ほっかいどう」ホームページ:http://www.pref.hokkaido.lg.jp/ss/tkk/k.htm

北海道総務部危機対策局危機対策課

当課は北海道庁で危機管理、災害対策、防災、消防、危険物規制等に関する仕事を所管しています。
災害等から道民の皆様の「命」を守ることが、何より重要な仕事です。

※掲載した情報やプロフィールは更新日時点のものです。

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