HBCテレビ・カムイの海に春が来た 堤真一、北の離島に乾杯

[放送日時]5月17日(日)午後2:30~3:24[旅人]堤真一[HBC制作 TBS系13局ネット]TBS、MBS、CBC、RKB、TBC、TUY、TUF、TUT、SBS、RCC、RSK、ITV

北海道の離島で生き抜く3人の「海人」がいる。
ただ一人、島の集落に住み続ける漁師。
世界最高級の羊を育てる牧場主。
日本最北の海女。
その驚きと感動に満ちた暮らしぶりを“旅人”堤真一とともに見つめる。

予告動画


内容

礼文島に、住民がたった一人という集落がある。かつてはにぎやかだった集落も、ニシンの不漁と住民の高齢化で衰退の一途をたどった。今では84歳の漁師が一人暮らすのみ。漁に出られない冬の間、漁師は窓を叩きつける吹雪の音を聞きながら「書」と向き合う。『嵐の海』『働く輝き』『生きる戦い』。武骨ながらも力強く、躍動感に満ちたその文字に、旅人・堤真一は魅せられる。「最期までここにいたい」と語る漁師。堤は酒を酌み交わしながら、人生の意味をかみしめる。

焼尻島には世界で通用すると絶賛される食材がある。食べた瞬間、堤もうなったその食材はサフォーク種の羊肉。食通たちが世界最高級の味と称える羊肉が、なぜ北海道の離島にあるのだろうか。秘密を解く鍵は島の牧草にあった。まさに日本海の荒波の贈り物だ。

北海道南部の松前町に80歳の海女がいる。今も現役、日本最北の海女だ。沖合にある松前小島周辺の海で、半世紀以上にわたりコンブを採りつづけている。堤の訪問に顔を赤らめた海女だが、海の中ではまるで別人。1回40秒の潜水を1日に200回も繰り返す。それでも全盛期の4分の1ほどだという。その圧巻の潜りを見て言葉を失った堤。去年、転んで腕の骨を折ってもなお潜りたいという、海女の胸の内を聞く。

遅い春を迎えた北海道の3つの離島から、あたたかな感動を伝える。


堤真一さんコメント

生きる力をもらいました。「強風と荒波が俺の生きる杖」と言い切る礼文島の漁師さん。書の達人で私のために『輝く』と書いてくれました。今、額縁に入れて自宅に飾っています。そして松前の無人島に半世紀以上潜り続ける「日本最北の海女」の凄すぎる技!お二人とも私の母親と同年輩ですが、力強い言葉と姿が脳裏から離れません。年齢とは「年輪」なのだと実感しました。同時に厳しい海と向きあってきたからこそ、その言葉に嘘がないのだと思いました。
北海道の離島は食の宝庫でした。最北の海女が取る食用昆布は何ともいえない旨みとトロミ。ご飯にかけたり、アワビに絡めて酒のツマミにしたり、とにかく美味い。しかし北海道の日本海は時化の日が多いため1年に10日ほどしか取れないそうです。そして離島だから育つという世界最高級のグルメもありました(それが何かは、見てのお楽しみとさせてください)。こちらも是非もう一度味わいたい!
やっかいな荒海ですが、同時に豊かさや幸せも与えてくれる。だから厳しい冬を乗り越えられる。美味しく、楽しく、温かく、そして様々なことを考えさせられた旅でした。
北海道には映画のキャンペーンに訪れるぐらいで、これまであまり縁がありませんでしたが、今回の旅で一気に身近な場所になりました。礼文島のスコトン岬が、現時点での私の「最北到達地点」です。