卓田の「これ聴いてみればいいっしょ」バックナンバー

2019年1月

1月27日の1曲

「道標ない旅」永井龍雲(1979年)

卓田のひとこと

永井さんは福岡出身のフォークシンガー(現在61歳)。この曲は当時「愛のメモリー」「季節の中で」などのヒットを生んだ「グリコ・アーモンドチョコレート」のCMソングとして起用されたが、出演していた三浦友和さんと山口百恵さんの熱愛が発覚して騒動となり、CMは予定より早く打ち切りになったのだとか。
しかし、この曲でアーティストとしてのポジションを確立し、「北の松山千春、南の永井龍雲」とまで言われるようになった。現在も沖縄を拠点に音楽活動を続けていて、その歌声は今も変わらずのびやかだ。

1月13日の1曲

「ノンフィクションは甘くない」奥山友美(1993年リリースのアルバム「naturally」から)

卓田のひとこと

十勝・浦幌町出身のシンガーソングライター奥山友美さん。13歳の時にCBSソニーのオーディションを受け本選には届かなかったものの、将来性を評価され15歳でソニーミュージック系のインディーズ・レーベルからデビュー。当時彼女は高校に通いながら、北海道を中心に歌手活動をしていて私が帯広放送局に勤務しているときには、度々番組に出演してもらったり、彼女の曲をオンエアしたりして応援していました。
この曲は、当時HBCテレビ 夕方ワイド「テレビ一番星」のオープニングテーマにも使われていましたが、個人的には1994年に帯広で挙げた私の結婚式の披露パーティーで、当時17歳の友美ちゃんが歌ってくれたのが思い出に残っています。

1月6日の1曲

「きんぽうげ」甲斐バンド(1980年リリースのライブアルバム「100万$ナイト」から)

卓田のひとこと

元々は1977年9月にリリースされた8枚目のシングル「そばかすの天使」のB面で、直後にリリースされたアルバム「この夜にさよなら」にも収録。オリジナルはとても気だるい感じだが、ヒット曲と並んでコンサートでほぼ100%演奏される定番ナンバーで、ライブを重ねるごとに進化し、ある意味、その時その時の甲斐バンドのサウンドを象徴するような曲。
79年12月に開催された、甲斐バンド初の武道館ライブの模様を収めたこのアルバムでは、最初の1分あまりはこれからコンサートが始まる静けさの中にも期待感の混じったノイズが入っていて、「きんぽうげ」のイントロで一気にボルテージが上がる空気感が伝わってきます。

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