HBCラジオ緊急地震速報 正しく理解し、お役立てください

HBCラジオではどう伝えるか?

HBCラジオは2008年9月から、緊急地震速報の放送運用を実施しています。運用に際しては、在札民放ラジオ4社と申し合わせの上、「北海道エリアで最大震度5弱以上」の地震が予測される時のみに「緊急地震速報」を放送するという形態をとってきました。
(「近隣エリアで最大震度5弱以上、かつ北海道エリアでは最大震度4以上」の予測の場合には、「緊急地震速報」を放送していませんでした。例えば、青森県が最大震度5弱以上の予測で、函館地区の最大震度が4以上の予測の場合です。)

運用開始時に上記の基準に設定した際は、「緊急地震速報」は地域性の高い情報であり、放送サービスエリア(北海道エリア)に密着した情報として放送することが最もふさわしいと考え、また過去の地震災害の実態や二次被害発生の懸念等を踏まえ、北海道エリアで震度5弱以上の地震が予測される時のみ「緊急地震速報」を放送してきました。

しかし、その後のスマートフォンなどの急速な普及により、「近隣エリアで最大震度5弱以上、かつ北海道エリアでは最大震度4以上」の予測の場合でも、地震に関する速報が対象の北海道エリアの個人に通知されることが一般化した現在では、ラジオ放送のみが「北海道エリア内震度5弱以上」にこだわる必然性は薄れています。自然災害が多発し、ラジオをお聴きの皆様の災害関連情報への関心が強まる中、地震に対するラジオの速報性をより高めることが必要ではないでしょうか。

その観点から、HBCラジオでは2019年7月3日より、次のように運用基準を変更することにしました。

☆これまで〜
「北海道エリアで震度5弱以上」の予測の場合
☆2019年7月3日以降〜
「近隣エリアで震度5弱以上、かつ北海道エリアで震度4以上(北海道エリア震度5弱以上含む)」の予測の場合

これまで、北海道エリア震度5弱以上の予測で緊急地震速報を放送するとなっていた基準を、近隣エリア震度5弱以上、かつ北海道エリアで震度4以上の予測の場合でも放送する形に変更させていただきます。
(在札民放4社では放送基準が異なります。各局の基準はそれぞれお問い合わせください。)

  • 緊急地震速報は秒を争う「速報」のため、通常番組、コマーシャル、提供クレジットを放送中でも、中断して放送します。
  • HBCラジオの「緊急地震速報」は全道エリア放送となります。お住いの地域が緊急地震速報の対象外の場合でも放送されることになります。※たとえば函館地域のみが対象の場合でも、緊急地震速報は全道に放送されます。ただし緊急地震速報の文言で対象エリア(道央、道南、道東、道北)をお伝えしています。
  • これまでも放送している地震の揺れが済んだ後の「震度速報」は、これまで通り、全国の地震の震度をお伝えします。