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昭和62年東文堂社長荒井利三が岩内に私設美術館、荒井記念館の建設を決意し、平成元年6月20日開館。平成4年4月 2号館開館、同年11月財団法人化。 設立の目的は、有島武郎の小説『生まれ出づる悩み』の舞台であり、そのモデルとなった画家木田金次郎が生涯を過ごした岩内の地にそれを記念し、また新たな蓑術文化の発信地と しての役割を担い町民やここを訪れる人々の憩いの場と して、また文化の発展に寄与することである。 20世舵最大の蓑術家といわれるピカソの版画作品を267点所蔵している。ピカソのまとまった版画コレクションとしては日本最大級といえるであろう。 その中でも特に注目したい作品としては、20世紀版画の傑作といわれる『貧しい食事』がある。これは「青の時代」の共通テーマである社会の弱者の姿を描いた、哀愁漂う作品である。また、引き続き翌年にかけて制作されたサルタンバンク(旅若人)をモチ←フと した作品は、薔葎色の時代の優美な作品として人気を集めている。その他にもキュビスムや晩年のエロチカまで、ピカソの生涯の軌紡をたどることができる。 有島武郎の小説『生まれ出づる悩み』をテーマに、北海道ゆかりの芙術家たちが、小説から受けた感銘を作品にした、『生まれ出づる悩み美術館』、岩内郡小沢付出身の国際画家西村計雄の色彩豊かな作品など、地域色豊かな作品から世界の巨匠まで楽しむことができる美術鎗である。 |
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