北海道命名150年「伊福部昭トリビュート」春の音楽祭

北海道に生まれ、我が国を代表する作曲家の一人として偉大な足跡を残した孤高の巨匠、伊福部昭の名曲を中心に、北海道命名150年を記念した音楽祭が開催されます。
プロデュースと指揮は、伊福部昭最後の弟子であり、東日本大震災の復興テーマ曲「奇跡の一本松」で知られる藤田崇文が務め、自身の作品のほか、2016年に逝去した吹奏楽の巨星、真島俊夫の名曲の管弦楽版初演も行います。

プログラム

第一部

ショスタコーヴィッチ:祝典序曲
ハチャトゥリアン:バレエ組曲「ガイーヌ」よりレスギンカ・剣の舞
藤田崇文:交響詩「奇跡の一本松」
芥川也寸志:交響管弦楽のための音楽(第2楽章)
真島俊夫/編曲:藤田崇文:交響詩「波の見える風景」<管弦楽版初演>

第二部

伊福部昭:HBCラジオ・テーマ曲「ウポポ」(編纂:藤田崇文)
伊福部昭:HBCテレビジョン・テーマ曲
伊福部昭/編曲:藤田崇文:交響詩「聖なる泉」(ゴジラvsモスラより)
伊福部昭:SF交響ファンタジー第1番「ゴジラ~宇宙大戦争」
伊福部昭:シンフォニア・タプカーラ(第3楽章)

※予告なく変更になる場合がございます。予めご了承ください。

日時

3月20日(火)18時00分 開場/19時00分 開演

会場

札幌コンサートホール Kitara大ホール(札幌市中央区中島公園1番15号)

チケット料金

4,000円(全席指定・消費税込)
※未就学児童の入場はご遠慮ください。
※車いす席(2,000円)をご希望の方はオフィス・ワンまでお問い合わせください。

チケット取り扱い

絶賛発売中!

Kitaraチケットセンター(電話:011-520-1234)
チケットぴあ (電話:0570-02-9999、Pコード:105-570)
ローソンチケット(電話:0570-000-407、Lコード:11467)
大丸プレイガイド(電話:011-221-3900)
道新プレイガイド(電話:011-241-3871)
イープラス http://eplus.jp

主催・特別協賛・後援・協力

主催:HBC北海道放送  特別協賛:NIPPON Tablet株式会社

後援:北海道、札幌市、札幌商工会議所、北海道作曲家協会

協力:東京音楽大学、東宝ミュージック株式会社、キングレコード株式会社、株式会社ハッスルコピー、伊福部家、TBSヴィンテージクラシックス

お問い合わせ

オフィス・ワン
電話:011-612-8696
(土・日・祝日を除く 10時30分~18時00分)

伊福部昭プロフィール

1914年、北海道釧路町(現・釧路市)に生まれる。伊福部家は因幡の古代豪族を先祖とする。本籍地は鳥取県岩美群国府町(現・鳥取市)。昭の代で67代目。幼少期、父親が(北海道・十勝)音更村長だったためアイヌの集落との交流に同行し、そこでアイヌの舞踊、アイヌ音楽、またムックリやトンコリなどの民族楽器に触れ、大和民族とは異なる文化と音楽に興味を持つ。

札幌第二中学校(現・札幌西高)の友人三浦淳史(後に音楽評論家となる)と、後に作曲家となる早坂文雄と知り合い「新音楽連盟」を結成し、当時の最先端の現代音楽作品を演奏していく傍ら、作曲法を独学し、伝統的な日本の音楽に根ざした作品造りに取り組んだ。

1935年、北海道帝国大学農学部林学実科(現・北海道大学)を卒業後、厚岸森林事務所に林務官として勤務。同年、パリでアレクサンドル・チェレプニン賞が催され『日本狂詩曲』が第1位に入賞し、世界的評価を得る。同曲は翌年、セヴィツキー指揮ボストン・ピープルス交響楽団によりアメリカで初演され、好評を得た。1940年に北海道帝国大学の演習林事務所に勤務。1943年『交響譚詩』がビクターの管弦楽懸賞に1位入賞し、翌年レコード盤が文部大臣賞を受賞。

1946年から1953年まで東京音楽学校(現・東京藝術大学)作曲科講師を勤める。1947年の『銀嶺の果て』をはじめ、『ゴジラ』『座頭市』『ビルマの竪琴』など300本以上の映画音楽をてがけた。一方、演奏会用純音楽では、『土俗的三連画』『シンフォニア・タプカーラ』『アイヌの叙事詩に依る対話体牧歌』『日本の太鼓』『日本組曲』など次々と作品を発表、独自の作風を確立する。

1974年東京音楽大学教授就任、1976年同大学長、1987年同大学民族音楽研究所所長を経て、同大名誉教授。これまで多くの作曲家を育てた。

管弦楽曲、バレエ音楽、歌曲、室内・器楽曲など数多くを作曲し、主な著作に『管弦楽法』『音楽入門』などがある。特に管弦楽法は上下巻1500ページ強にもおよび、半世紀を経た今でも日本の作曲教育の名教科書として使用されている。

1980年紫綬褒章。1987年勲三等瑞宝章。1996年日本文化デザイン大賞。2003年文化功労者。2006年第48回日本レコード大賞特別功労賞。2006年2月8日歿 従四位に列せられ、陛下より銀杯を賜る。

HBCとのつながり

HBCラジオの試験放送から1952年3月の本放送開始後も、放送の開始と終了を飾るテーマ音楽として毎日放送されたHBCラジオのテーマ音楽「ウポポ」と、1957年のHBCテレビ開局後に放送の開始と終了を飾るテーマ音楽として毎日放送された「HBCテレビジョン・テーマ曲」はいずれも伊福部昭氏作の楽曲です。北海道初の民間放送として誕生したHBCと伊福部昭との縁を物語る2曲を今回のコンサートでは60年余の時を経てフルオーケストラで再現します。また、1953年にはHBC制作のラジオ音楽劇「ヌタック・カムシュペ」(作・山 口純一郎、企画演出・本田敬二)の音楽を担当しました。 HBCが初めて芸術祭奨励賞を受賞した名作で、CD「TBSヴィンテージクラ シックス~戦後作曲家発掘集成」(日本コロムビア)に収録されています。