やさしく伝える 防災コラム

大雪

備えて減災「雪の降り始め、路面変化・交通事故に要注意!」

森山 知洋気象予報士、防災士、HBC気象キャスター

災害が起きたときに被害を最小限にとどめる取り組みを紹介する今日ドキッ!で放送中のシリーズ「備えて減災」。
今回は、『雪の降り始め、路面変化・交通事故に要注意!』です。

過去3年の北海道での交通死亡事故発生状況(画像)
過去3年の北海道での交通死亡事故発生状況

北海道では車による交通死亡事故が月別にみると、実は11月に最も多く発生しています。

11月の変わりやすい路面状況(画像)
11月の変わりやすい路面状況

11月はまだ冬道に慣れる前というのはもちろん、路面状況が一日の中でも雪や雨、気温の変化によって刻々と変わること大きな要因となっているのです。

こちらのAとBどちらが濡れた路面、ブラックアイスバーンか、わかりますか?

濡れた路面とブラックアイスバーンの比較(画像)

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正解はAの路面が「ブラックアイスバーン」です。
このように見た目だけでは凍っているかどうか判断できない路面に特にこの時期気を付けてください。
というのも、ブレーキをかけても中々止まれないのがアイスバーンだからです。

制動距離の違い(画像)
制動距離の違い

時速40キロで走行する車がブレーキをかけて止まるまでの制動距離を比較すると濡れた路面は10メートルほどに対し、ブラックアイスバーンは70メートルほど、完全に凍った路面は80メートル以上も止まれません。

道内で起きた11月の交通事故から注意点をこちらで確認してみます。

2018年11月、札幌市南区で大学生一人が死亡するスリップ事故が発生。路面はブラックアイスバーンにうっすら雪が積もった状態でした。
また、2011年11月に橋の上で発生した正面衝突事故現場、この日の札幌の最低気温はプラス1.2度でしたが、橋の上にはブラックアイスバーン路面が発生していました。
橋の上のように冷えやすく、目まぐるしく路面状況が変化する場所はより一層の注意が必要です。

道路が凍結しやすい場所(画像)
道路が凍結しやすい場所

動画の事故にもありましたが、特に気を付けたいのが、橋の上、トンネルの出入り口、日陰の道路などは周りよりも冷えやすく、滑りやすい路面となり事故が発生しやすくなります。
プラスの気温でも油断禁物です!

もう冬が来たんだと意識して、慎重に運転しなくてはいけません。
車間距離は夏場の2倍はしっかりとって早めのスピードダウンを心掛けるようにしていきましょう。

森山 知洋 プロフィール

資格:気象予報士、防災士、健康気象アドバイザー など。
平成14年に気象予報士を取得後、民間気象会社勤務を経て、現在はHBCウェザーセンターにて、気象キャスターとして活動。
日本気象予報士会北海道支部長も務め、北海道防災教育アドバイザーとしても全道各地で防災講演などを行う。

※掲載した情報やプロフィールは更新日時点のものです。

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