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市毛良枝(いちげよしえ)
- 女優。10年前から登山と山スキーにのめり込む。
これまでにヒマラヤやキリマンジャロを踏破。ボランティアとしてリサイクル運動に取り組むなど、環境問題に強い関心を寄せる。
去年5月、環境カウンセラーにも登録。著書に「山なんて嫌いだった」(山と渓谷社)がある。
取材に参加して・・・市毛良枝
凍てつく冬、どこまでも白い雪景色、オオロラ。短い夏には、一瞬を謳歌して光
り輝く大地、沈まない太陽、咲き乱れる花々など、北欧の自然は、改めていうまで
もないくらい美しいものでした。
そして何より素晴らしかったのは「人」でした。普通に町を歩いていて、「人権
とはなんであるか」を感じさせてくれる人々の営みをみせてもらったことです。
障害を持つ人や高齢者が決して弱者として扱われてはいませんでした。一人一人
の尊厳が大事にされ、弱者という観念すらないように思われました。赤ちゃんを連
れたお母さんたちは胸をはって歩き、見知らぬ人が当たり前に手をさしのべ、動物
たちも自然に人と共存していました。当然のことなのに、こんなことに驚く日本人
の私の貧しさが恥ずかしく思え、出来ることならいつかここに住んでみたいと思い
ました。
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