アナウンサー日記バックナンバー
No.32:2003年 6月2日〜6月8日

▼2003年 6月2日「人生は・・・深いなあ〜」(村井 裕子)
せつなさに泣きました『めぐりあう時間たち』

映画の元となった小説『ダロウェイ夫人』を読んでいます

 映画『めぐりあう時間たち』を観てきました。
1900年初めの英国の作家ヴァージニア・ウルフをニコール・キッドマンが演じ、彼女が書いた小説『ダロウエイ婦人』をモチーフに、51年のロサンジェルスの主婦(ジュリアン・ムーア)と現代のニューヨークの女性編集者(メリル・ストリープ)が時を超えてひとつの物語へと紡がれ、それぞれの人生に立ち向かう・・・と、この設定だけで是非観たい!と期待していましたが、期待通り、いえそれ以上に感動的な映画でした。

 人生って、深いなあ。生きるってせつないな。「自分が自分であるための居場所」を探していくことは、なんと困難で哀しいものなんだろう。だけど一生懸命に今を生きている姿ってなんて人の心を打つんだろう・・・。エンドロールでそんな思いがふつふつと湧き出てきて、涙ぼろぼろ。月並みながらしばらく席を立てませんでした。

 家父長制度の時代の女性の生き方を問いただし続けて苦難の作家生活を送ったヴァージニア・ウルフが軸になっているものの、ひところよくあった「女性映画」のように女性の苦悩だけがクローズアップされているのではなく、女性男性を超えて「人間たち」のせつなさが描かれているのがこの映画ではとても哀しく新鮮でした。

 誰もが思い描いた通りに生きていくのは難しい中、どこでどう突き進むか、折り合いをつけるか、はたまた諦めるか・・・日々突きつけられている人生、まさにそれは闘い。

 だからこそ、一瞬一瞬に喜びを、幸せを感じることがどんなに大切なことか、と改めて感じさせてくれるひとときでした。
心の引き出しに、せつなさを沢山抱えた大人の皆さんにお薦めの映画です。


▼2003年 6月3日「新緑の来訪」(田村 英一)
我が家へ来た緑達

机の上に生けてみました

 気づけば、緑いっぱいの季節。若く清清しい緑が、あちこちで明るい。
頭上でゆれる緑もいいが、ふと見れば、我家のこんなところにも緑の影が・・・

どこからやって来たのか、なんという名の「ふき」なのか、増えるだけ増えて更に増える勢い。「タンポポ」もまた然り・・・、かたわらで白く小さな花を咲かせている「オオアマドコロ」。これもまた、どこからやって来たのか・・・。何年か放っておいただけ、涼しげに群れている。最近、植物図鑑で「オオアマドコロ」だろうと知ったばかり。

出勤時、何本かを摘んで、机上に生けた。

花とおじさん、似合わないこと、この上無し・・・。


▼2003年 6月4日「初鳴き」(萬崎 由美子)
下読み中

いよいよ本番、そして終わって一息

 ふたりの新人アナウンサーが、5月28日初めてラジオで声を出しました。

ビタミンTVの取材カメラが入り、先輩アナウンサーが記念撮影のカメラを構えるなか、一所懸命下読みをしていた渕上アナが、本番10分前に突然顔を上げ、
「すいません。ニュース原稿を読んでいるところと、読み終わってホッとしているところを撮って下さい」
先輩の加藤アナに、撮影の指示を出す余裕(?)に、赤城アナも私もびっくり!
もちろん無事ニュースと道路情報の原稿を読み終えました。

渕上アナの後に天気予報を読んだ私の掌はじっとりと汗がにじんでおり、自分の声が初めて電波に乗った時の緊張感と感動が久々に甦りました。
(ちなみに○年前の私の初鳴きは5秒間のステブレで「HBC」の一言)

どうぞ、新人アナウンサーの活躍にご期待ください!


▼2003年 6月5日「挨拶は Bonjour!」(加藤 雅章)
ニューカレドニアの旅行パンフレット

フランス語を勉強中

眠りの国へ…ZZZ…

 “Bonjour! Je m’appelle Masaaki Kato.”
ということで、皆さん、こんにちは!加藤雅章です。前回の日記で、僕はこの春ついに車の運転を始め、ペーパードライバーを卒業したことを書きましたが、実はもう一つ、4月から始めたことがあります。それは“フランス語”です。

 始めたきっかけは、“いつかニューカレドニアに行きたいから”。ニューカレドニアはフランス語圏。3月にタイに行った時には、タイの言葉を一つも覚えていかず寂しい思いをしたので、次はせめて“自分の名前”と“ありがとう”くらいは現地の言葉で言いたいなぁ…と。そんなわけで、おフランス語の勉強となりました。

さて、その僕の独学レッスンですが、まずはワインをグラスに注ぐことから始まります。そう、フランスといえばワインです。言語を学ぶ際には、その背景にある文化もしっかり押さえていかなればなりません。ただ、さすがに毎回“フランス料理フルコース付レッスン!”とはいかないので、とりあえずワインです。
ワインを飲み飲み、辞書を片手にレッスン開始。ワインのおかげか次第に舌も滑らかになり、難しい発音もなんのその!と思いきや、体の方がベッドの上に滑らかに横たわり…。あらら…。ZZZ…。
“仏の顔も三度まで”ならぬ、“仏語の文は3個まで”状態で全く先に進まない…そんなレッスンが、2ヶ月も続いています…。
 
以上、今回も最後まで読んでくれて…“Merci!”


▼2003年 6月6日「初めてのON AIR」(渕上 紘行)
萬崎アナと原稿の下読み

緊張しつつも、いよいよ本番へ

終わった後はホッとしました

 2003年5月28日。ついにこの日がやってきました。渕上紘行がアナウンサーとして初めて読むラジオニュース、いわゆる“初鳴き”です。

 見てください、この写真を!!本番前から後の一連の様子が見事に写し出されています。
 1枚目は下読みの段階。11時30分のHBCニュースを担当した私は、本番の1時間以上前から準備をし始めました。原稿読みのポイントは『常に聞き手が分かるように伝えること』そのためには、まず自分が内容をしっかり理解していなければいけません。萬崎アナウンサーの付きっきりの指導のもと、必死でニュースの内容を理解しています。
 続いて2枚目は本番10分前の写真。下読みを終え、本番を待つばかり。嫌が上にも高まる緊張で、笑顔もどこかへ・・・。この時の心臓の音は絶対に忘れられません。

 そして、ついに始まりました!ON AIR。この時見えているのは、原稿と自分でイメージしたリスナーだけ。いつ写真を撮られたのかも全く覚えていません。今まで味わったことのない、10秒が1分にも2分にも思えるような密度の濃い時間がこの頭の中には流れています。

 で、全てが終わってこの表情。人間緊張から解放されるとこんな顔になるんですね。それにしても、まぁ我ながらしまりのない顔です(笑)
 5月23日(金)のビタミンTVでテレビでの顔出しも果たし、アナウンサーとしてテレビ・ラジオの初仕事を一応無事(?)
に終えました。しかし、本当の戦いはこれから!!『昨日より今日、今日より明日』の精神で、より一層がんばります!


▼2003年 6月7日「ゆかの北海道中膝栗毛」(大島 由佳)
氷濤まつりへ行って来ました

きれいな光景に感激

 わたくし、大島由佳は、札幌生まれの札幌育ち。純然たる北海道民です!
……が、お恥ずかしいことに、北海道のことをち〜っとも知らない!って言うか、道内はもちろん、札幌市内でも行ったことがない所がほとんどなんです。(えっ?何の自慢にもなっていない??)それでもHBCに入ってからは、取材でちょこちょこと各地に行くようになりましたが、やっぱり行ったことのないところが圧倒的!!という事で、2003年1月1日に今年のテーマとして、こんな事を決めたんです。それは『北海道を知る!!』というもの。まるで、北海道に初めてきた人のようですが、意外と皆さんも知らなかったり、行った事がない所って多いんじゃありません?
という事で、とりあえず、色々な所に行ってみようと考えたのです。
少しでも目標実現に近づけるため、今年に入って行った所を皆さんにご報告申し上げます。(そうでもしないと、なかなか行かない…?)題して『ゆかの北海道中膝栗毛』!!ま、単なる感想みたいなものですが、一緒に旅した気分で読んでみてください(^^)/

☆ゆかの北海道中膝栗毛 〜支笏湖編〜 vol.1☆

まだ雪が降り積もる、2月のある日。『今年のテーマ』を実現させるための“行動”を起こすことにしました。とは言うものの、テーマを決めてからかれこれ1ヶ月以上…。寒さに異常に弱いとはいえ、自分の行動力の無さにほんっと情けなくなってきちゃうわ(;。;)
それはさておき、「そろそろ重い腰を上げて…」と思っていた(本当に思っていたのよ!思っては!!)矢先に、とある方から「支笏湖で氷濤まつりって言うのがやってるよ。」と聞いたのです。「氷濤まつり?ん??」と、すぐさま興味津津に!!「これは行かねば!」と、数日後、お仕事が終わってから支笏湖へ…。
さすがに支笏湖には行ったことがあったけど(たぶん…)、かれこれ十数年ぶりだったので、まるで初めて行く所かのように胸がドキドキ!とーっても楽しみで楽しみで!!しかも『氷濤』も初めて見るもの!!我ながらグッドなテーマを掲げたなぁ、な〜んて思ったりもしてみて…。
そんなこんなで支笏湖到着!!当たり前と言えば当たり前だけど、支笏湖は真っ暗。湖面の様子などま〜ったくわからなかった…。でも、そもそもの目的は『氷濤』!高鳴る胸の鼓動を抑えつつ、目的の場所へ…。
「キャ〜!!これが『氷濤』??すっごくステキ〜!!」
とっても感動的だったわ!!ただの“氷の柱”みたいなものもあれば、「巨大なつらら???」って思うようなもの、それにライティングされてとーーってもキレイに輝くものなど、形も大きさも様々!!ステキ&楽しかったわ!!とっても寒かったけど、かれこれ数時間はいたんじゃないかなぁ…。
毎年行われているみたいなので、行ったことのない方は一度、足を運んでみてもいいかもしれませんね!
今度は“日中の支笏湖”に行かないと!(^^)v
追伸:あまりにも季節がズレ過ぎていて、ごめんなさい…。これから少しずつ季節にマッチしたものになる!…はずです(^^;!


▼2003年 6月8日「新知事に肉迫?」(川畑 恒一)
収録風景

 4月に私達のリーダーとなった高橋はるみ知事。「トップの顔が見える道政」がモットーということで、週1回の定例記者会見など、積極的な情報発信を行っています。私の担当するラジオ「サタデーアイ北海道」という道の広報番組にも、これから月1回出演していただくことになりました。

 普通、この手の番組の収録は国会答弁のように事務方が原稿を準備することが多いのですが、新知事は軽くメモを見るだけで、ほとんど自分の言葉でお話していました。東京に住んでいる特は重度の花粉症だったそうですが、こちらではまったく症状が出ず、快適ということです。

 1回目ということでやや緊張し、固い写真になってしまいましたが、実際は和やかな雰囲気での収録でしたよ。就任後の感想や北海道の活性化策などを伺っています。

今週の土曜日午前11:35〜11:45、ぜひ聞いてみてください!


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