狸小路の中のワンダーワールド
いつも思うけど、狸小路って、6丁目を境に西方面へ向かう人通りがグーンと減る。
「どうせ行っても何もないだろう」。そんな観念めいた思いが人々の心にあるのだろうか。
でも実際に歩いてみると、個性的でおもしろい“いまどき”の店が増えてきている。
気になったお店を紹介するよ。
取材・文/柿岡奈々絵、片平晶子 撮影/トキ・フォトクリエイションズ
木彫りのクマ
▲「おみやげ にれ」の店先に鎮座する木彫りの熊。北海道みやげといえば、やっぱり熊(?)でしょう。
平和ビリヤード
▲ビリヤードとひと言でいっても、競技種目もイロイロ。奥が深い。運が良ければプロの妙技が見られるかも。
 「近ごろは、このあたりも新しい店が増えて人の流れもずいぶん変わったよ」。そう話してくれたのは、狸小路市場隣にある「おみやげ にれ」のご主人。開店して24年になるが、その間にも周囲の店はずいぶん入れ替わっているという。
 振り向くと、確かにこの私でさえ「へー、こんなきれいな店があったんだー」という店が…。「M's collection」というシルバージュエリーのショップで、NYの街角にありそうな高級感漂う店構え。周囲の庶民的な雰囲気をよそにさん然と輝いている。
 7丁目に行くと、昭和初期をイメージした、たたずまいの居酒屋やアジアンチックな布をたくさん集めた店などちょっと気になる個性的な店を次々と発見。これらの店は隣りのページで紹介しているので、見てね。

 私が何より興味をそそられたのは、古くからある名曲喫茶「ウィーン」や「平和ビリヤード」。店先の雰囲気があまりにも古臭くて(といってもこれが『ホントの昭和』なんだけど)、営業しているのかどうかがわからない。一種の怪しささえ感じるけど、入ってみたい!勇気を出して入ってみた。
 「ウイーン」は、どうやらオジサンたちの憩いの場。デカデカとクラシック音楽がかかる中、読書や昼寝(?)を満喫していた。「平和〜」は、店主・香月範義さんがタダモノではなかった。なんと日本でも5本の指に入る屈指のプロのビリヤードプレイヤーだったのだ!プロを目指す人の指導も行っていて、「腕に覚えのある人は気軽においで」と香月さん。私は腕に覚えが全くないけど、習ってみようかな。
 …と、おもしろい店があるので、アナタも古さと新しさの混在するこの街で気になる店を探検してみては?
狸小路アーケード
▲おなじみの狸小路商店街は130年近い歴史を持つ。時代の流れとともに街並みも様変わりしてきた。
M's collection
▲周辺との雰囲気の違いに注目したいM's collection。店内はシルバーやターコイズのアクセがズラーリ。

こんな店み〜つけた!
狸小路6丁目〜9丁目マップ 味庵酒房 hashiya
アジアンふぁぶりっくりー
レストラン春さめや
micro cosm
隠れ肴
fortune‐telling
 in soma cafe

garage cafe
三角山五衛門ラーメン
●狸小路6丁目
 おみやげ にれ(電話:011・231・9596)・M’s collection(電話:011・271・7050)
●狸小路7丁目
 ウィーン(電話:011・281・2345)・平和ビリヤード(電話:011・231・6034)

戻るHBCトップへおしゃべりBOXトップへ